人生いろいろ(19)
かの俳優の松田勇作が生前に言った言葉が思い出されます。〝私は家に帰っても演じ続けなければならない〟だと思ったんですが・・・彼がどのようなシチュエーションで、彼がどんなことを考えてその言葉を発したかわかりません。でも、私は私なりに解釈していました。そう、男は家庭でもいい夫、いい父親を演じ続けなければいけないと・・・私はいい夫ではありませんでした。でも、いい夫を演じ続けようとはしていました。そこにギャップが生じてしまったんですね・・・
折りしも世の中はバブルの真っ只中!仕事にかこつけては毎日のように遊び続ける毎日、でも家では常にいい夫を、いい夫という仮面をかぶり続けていたんです。決して本心をさらけ出そうとしなかった。いや、それがいい夫の条件だとさえ思っていたんでしょうね。腫れ物に触るように家族に接する自分と一旦外へ出ると羽目をはずしまくる自分、自分で二重人格をコントロールしていた、それを使い分けていたんです。その頃からカードローンで借金をする日々が始まりました・・・
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